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弁護士には得意分野があります

弁護士には得意分野があって、主に民事と刑事に分かれます。
刑事が得意な人は検事や裁判官の出身者が多いです。
刑事の場合には国選もありますので、収入の面では民事に劣る場合が少なくありませんが、政治家や資産家などの刑事事件を扱うと多額の報酬が得られることもあります。
民事の方が刑事よりも裁判の頻度が高く、企業が関係する場合が多いので、民事を得意としている弁護士が多いです。
企業の顧問になれば、安定した報酬が得られます。
商取引に関係する各種の紛争を担当することになりますが、紛争がなくても契約内容のチェックなどの仕事が定期的にありますので、企業の顧問になることを多くの弁護士が希望しています。
特に大企業の顧問は人気があります。
司法試験の合格者数が増加しており、弁護士事務所に勤務したり、独立して事務所を構えたりするよりも、大手の企業に勤務して、その企業の法務関係の仕事に携わる方が収入が安定していると考える人が増加しているのです。
企業に勤務した場合の処遇については、他の人よりも高いことが多く、それは国家資格を有しているからです。
独立して事務所を構えて多くの顧問先を得られたような場合に比べると収入は少ないかもしれませんが、企業に勤務することで安定した職業を得られるメリットがあります。

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